お知らせ

2017年09月26日

老人事業部

特別養護老人ホームあけはま荘

午後七時の職員会-7月・8月

今回は7月と8月の2本立てでお送りします。そういえば、シネコン全盛期になってから映画の2本立て興行も見かけなくなりましたね。子供向けヒーロー物は別ですが。

 

7月・文月・July

7月は脅威の4部構成でした。食中毒研修、看取り委員会研修、出張報告(県大会)、防災研修からなります。

 

最初は食中毒の注意です。

腐ったものだから食中毒、ではなく、原因菌が付くので食中毒になるのです。たとえ、腐っていなくても。原因の細菌やウィルスの解説は例年の再確認として、今年話題になったのはアニサキスです。目視で確認、鮮度を徹底、加熱・冷凍で予防しましょう。

さて、食中毒予防の3原則は、つけない(清潔)・増やさない(迅速/冷却)・やっつける(加熱)です。夏も冬も、御注意を。

 

看取り委員会研修では入所から見取りまでの流れを説明した後、死生観に関するワークグループが行われました。余命宣告されるとどうするか、見取りに際し感じた事、今後の取り組みなどを話し合ったのですが、自分がそんな事を言われると他の医者を探すと言われた方もいます。セカンドオピニオンは当然の権利ですが知らない方もいますし、リビングウィルを示している高齢者の方々はあまりおられません。普段から考えておく事が大切かもしれません。

 

県大会の出張報告では、総括として、ご利用者を中心に、他職種の連携が必須で団結して取り組む事でかなりの結果が得られることを見、ご利用者の気持ちになって介護に取り組んでいきたいという意見が述べられました。

 

防災研修では、西予市の総合防災マップの更新に合わせ、あけはま荘の防災マニュアルが改訂されたことの説明がありました。あけはま荘の地理的条件から鑑みて避難場所をどうするかといった話がされました。

 

その後、レクリエーション委員会から夏祭り時の注意事項と施設長からの事務報告があり、7月の職員会は幕を閉じました。

 

 

8月・葉月・August

その昔、夏休みと言えば8月の終わりと共に終了するものでした。その前日の30日に開催された職員会では褥瘡とポジショニングに関する初心者向け研修を主軸に、施設長から4月に改訂された人事制度の説明がありました。

初心者向け、ということで主に4月から入職された方を対象にしていましたので、「褥瘡」に関しては

概念

原因

なりやすい人の特徴

注意すべき疾患

好発部位

予防・治療

に関しての説明と、あわせて、座位姿勢上の注意点も語られました。90度ルールを守り、1時間毎に1分程度の除圧を心掛けるように、とのことです。

 

続くポジショニングに関しても、各論ではなく、どうしてポジショニングが必要か、というものでした。

「身体を安定させ保持する」ことと、

「動きを促進し能力や可能性を広げるために支持すること」を主軸にして、

褥瘡防止

拘縮、変形予防・安楽な姿勢作り

筋緊張の緩和と調整

活動の促すための姿勢の安定/座位や立位の準備

神経圧迫の予防

呼吸の改善、呼吸器感染の予防・循環/浮腫の改善

摂食・嚥下機能の改善

といった目的のために行います。これらをふまえて、今一度日頃のポジショニングというものを考えてみてくださいとのことでした。

 

その後は、定例の施設長からの報告と、人事制度の冊子を元に現在の法人における人事システムの説明があり、8月の職員会は終わりました。

 

さて、今後の予定を話されている所で、10月25日に西予市老施協合同演芸会があるとのお話がありました。今年のあけはま荘は演ずる側になります。どのような演目になるか、乞うご期待!

 

「あけはま荘」次回は10月3日頃を予定しています。

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