お知らせ

2016年06月06日

老人事業部

特別養護老人ホームあけはま荘

山鳴り

先日の職員会紹介記事の最後のほうに掲載された一枚の写真を覚えていますでしょうか。土砂災害予想地図が書かれた紙を前にして話し合いがされていた写真。

 

盤上のシミュレーションは実際の被害を想定して行われます。

では、その時我々は想定したとおりの動きが出来るのか?

 

おそらく、答えは「否」でしょう。

頭の中で何度と無くシミュレートしても身体は思うようには動かず、また、想定外なことも十分起き得るからです。

 

ですので、訓練は、実際に動くことで、起き得る問題点を洗い出し、本当の非常事態において最悪のケースを回避するために行われるのです・・・

 

去る6月5日、折からの強風と豪雨により、市は9:43避難勧告を発令、あけはま荘へも避難指示が出されました。

  

外は豪雨で、道は川と化しています。そんな中、外に逃げることは出来ません。

健康な大人でも危険です。

ゆっくりもしていられません。なにやら山鳴りのような音や振動が聞こえてくる気もします。実際に土砂崩れが起きてしまえば、ここなど一瞬で土砂の中です。土石流はガラスを突き破り、全てを押し流し埋めてしまうことでしょう。急がなければなりません。

 

以前シミュレートされた地図を元に、荘内の「比較的安全とされる部分に」集まるしかありません。急げ!

 

・・・さて、この記事が上がっているということは皆無事なわけですが、そもそもこれは「訓練」なので、ここで事故が起きては元も子もありません。

  

ただ、先に述べたように、訓練にも意義があり、いざという時に動けなければならないから皆真剣に行います。見つかった問題点を挙げ、今後に生かしていくのです。

 

これから先、実際に被災するようなことは起きてほしくはないのですが、日頃から危機管理意識を持って挑んでいきたいと思います。

訓練は、6月の土砂災害防止月間に合わせ、県内7市町村で一斉に行われました。

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