お知らせ

2023年11月28日

老人事業部

事業部研修訪問記 Part37

今回は、老人事業部で開催をされたセカンドステップ研修会をご紹介いたします

前回に引き続き、今回も松葉寮のOT(作業療法士)を講師に招き、『移乗介助~トランスファー~』について学びました。この研修会は入職1年目の職員を対象とし、技能実習生も含め、8名の職員が受講しました。

実践の時間を多く取り入れられ、まずは「起居移乗動作の基本:一部介助(片麻痺)・全介助(不全麻痺)」について、ベッドから車椅子へ移る動作を再確認していきました

                   

 

続いては、福祉用具(スライディングボード、フレックスボード)を活用した移乗動作について、実践しました

 

フレックスボード・スライディングボードは、大きな力を遣わず滑らせるように体を移すことができる魔法の道具です

使用することによって、介護する側・介護される側双方の身体的負担を軽減することができると言われています。ボードを使えば、抱き上げるような大きな力を使わなくても移動が行え、利用者様も緊張感なく体を任せることができるので、職員には必須アイテムになっているようです

 

最後に摩擦とズレの予防、除圧の必要性について、実践していきました

電動ベッドの使い方を誤ると、身体に摩擦とズレがおき、身体に不快感を与えてしまいます。また、長時間同じ部位に圧を受けると、皮膚にダメージを受け、褥瘡に繋がってしまいます。移乗介助後の延長線にある褥瘡予防のためにも、摩擦とズレを予防し、背抜き、尻抜き、足抜き等で除圧をすることが大事ですと学びました

 

最後に講師より「身体の動きの基本に沿って介助することが大事で、身体の重心移動を上手に使いましょう。自身の身体を犠牲にして介助することは、利用者様への事故に繋がるので、介助者とご利用者様共に安全な方法を取りましょう」と話され、皆さん真剣な表情で聞かれておりました

 

皆さん、お疲れ様でした

本日の学びを各現場で活かしてくださいね

 

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